国際柔道連盟(IJF)は、「有効」の復活などを盛り込んだ新ルールを各国・地域の加盟団体に伝えた。2025年に試行。IJFは夏季五輪ごとにルール変更を行っており、14、15の両日にトルコであった技術セミナーで周知された。
有効が技の判定から消えたのは、2017年。その後は「技あり」と「一本」の二つとなった。セミナー出席者によると、技ありを細かく分類するべきだという意見が各国からあったという。寝技では、5~9秒の抑え込みで有効の判定となることが決まった。
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一方、注目された「足取り」の復活は見送られた。引き続き、立ち技で足やひざをつかむと「指導」の反則となる。ただ、これまで禁止されていた攻撃時にでん部や脚の付け根に触れる行為は認められた。13年のルール変更以降、朽木倒しなどの足に触れる技が使用禁止となり、解禁を望む声が挙がっていた。
全日本柔道連盟関係者は「有効復活は大きな変更。技の判定基準を巡り最初は混乱が予想される」と話す。国内大会への適用は「審判のトレーニングが必要。時間が必要かもしれない」と語った。
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