女子ゴルフの国内ツアーの年間表彰式は17日、東京 千代田区のホテルで行われました。

このうち、今シーズンのポイントランキングが最も高い選手が選ばれる年間最優秀選手賞には、21歳の竹田選手が初めて選ばれました。

竹田選手は、ことし4月に国内ツアー初優勝を果たすと、メジャー大会の日本女子プロ選手権と日本女子オープンの2つを制するなど今シーズン8勝をあげ、獲得賞金額も2億6570万円余りと史上最高を更新しました。

竹田選手は「すごくうれしい。たくさんの経験ができて今までにない濃いシーズンだった」と喜びを語ったうえで、来シーズンから参戦するアメリカツアーへ向けて、「しっかり練習して、自分のベストを尽くせるように頑張りたい。いろいろな経験をして自分のゴルフをレベルアップさせたい」と意気込みを示しました。

一方、2007年に21歳で賞金女王に輝くなど、ツアー通算17勝をあげて女子ゴルフ界をけん引し、プロ20年目の今シーズンかぎりでツアーから離れることになった38歳の上田選手は、特別功労賞を受賞しました。

上田選手は「大切なものを大切にしてきただけだが、このような賞をいただけてとても誇れるなと思う。これまで頑張らない1年を味わったことがないので、2025年は“頑張らない1年”にしたい」と話していました。

米ツアーに挑戦する選手たちは

表彰式の終了後には、今月の最終予選会を突破し、来シーズン、アメリカツアーに挑戦する選手たちも取材に応じました。

このうち、今シーズンのポイントランキング2位で、1ラウンド当たりの平均打数が最も少ない「平均ストローク1位」などを受賞した山下美夢有選手は「来年からは目標にしていた海外での試合に出られるので楽しみだ。まずは環境に慣れて、いいコンディションで臨みたい。海外メジャー大会で勝ちたいので、頑張っていきたい」と話していました。

また、今シーズン3勝の岩井明愛選手はアメリカツアーに向けて「すごい楽しみな気持ちだ。新しいことだらけでわからないことも多いと思うがそこも楽しみながら頑張っていきたい」と話しました。

そして双子の妹で今シーズン同じく3勝の岩井千怜選手は「2人で予選会を突破できいい1年だった。来年はシード権獲得を目指して頑張りたい」と意気込みを語りました。

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