新店舗には広いトレーニングエリアを設ける=ネクストベース提供

 米大リーグ球団もほれ込む最先端のデータ分析を「駅チカ」で体験――。

 世界最先端の測定ノウハウでアスリートのパフォーマンス向上を支える「ネクストベース」(東京都品川区)が来春、東京都内に新形態のラボ「JEXER×NEXT BASE ATHLETES LAB」をオープンする。フィットネスクラブなどを展開する「JR東日本スポーツ」と業務提携。東京都港区のJR浜松町駅から徒歩6分の「アトレ竹芝」で、スポーツ科学に基づいた測定、トレーニングをサポートする。

 ネクストベースは2014年に創業し、22年8月に千葉県市川市に開設したハイパフォーマンスセンター「NEXT BASE ATHLETES LAB(ネクストベース・アスリートラボ)」で主に野球選手のパフォーマンス向上を支えてきた。バイオメカニクス領域の研究成果を生かした革新的な動作分析、世界最先端の機器とノウハウによる測定、専門のアナリストたちによる選手個々の特性に合わせたトレーニングなどを提供している。

 日本野球機構(NPB)はもちろんのこと、高校・社会人野球などのアマチュア球界、また、台湾や韓国など国内外から多くの選手が訪れている。今年9月には、その実績を評価され、米大リーグ、シカゴ・カブスともピッチング動作分析(バイオメカニクス)の面でサポート契約を結んだ。

ネクストベースが二つ目のラボをオープンする「アトレ竹芝」。ラボはシアター棟1階=ネクストベース提供

 新店舗は「より多くのアスリートにスポーツを通した質の高いライフスタイルを提供したい」との思いから展開。市川市のラボには、遠方から来訪する選手も多く、今回は空港や新幹線の駅とアクセスの良いエリアであることも大きなポイントになった。

 ネクストベースの中尾信一社長は「当社がこれまで培ったスポーツ科学における世界最先端の研究成果を、より広く一般のスポーツ愛好者の皆さまにも体験いただき、スポーツを通じた新たな世界観の創造につなげたい」と語り、JR東日本スポーツの穴吹昌弘社長は「両社が培ってきた経験を生かし、スポーツに親しむ多くのお客さまの豊かな暮らしに貢献すべく、事業推進を進めていきます」とコメントした。【中村有花】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。