中国の杭州で開かれたワールドツアーファイナルズは、ツアー大会のランキングで年間上位の選手やペアが出場してチャンピオンを決める大会です。

女子ダブルスでは、パリオリンピックで銅メダルを獲得した世界ランキング4位の志田選手と松山選手の『シダマツ』ペアが、準決勝でパリ大会金メダルの中国ペアにストレート勝ちし、15日に行われた決勝で世界2位の韓国のペク・ハナ選手とイ・ソヒ選手のペアと対戦しました。

第1ゲームは終盤、相手の強打を粘り強く返して19対18とリードしましたが、120回以上続く長いラリーで得点されるなど、3連続ポイントを奪われて逆転され、19対21で落としました。

第2ゲームは序盤、持ち味のコンビネーションやスピードを生かしたショットでポイントを重ねて競り合いとなりましたが、中盤以降は正確なショットで攻める相手ペアに押されて流れをつかめず、14対21で落としました。

『シダマツ』ペアはゲームカウント0対2のストレートで敗れて準優勝でした。

「決勝まで来られてやりきった気持ちが大きい」

志田選手は「長いフィジカルゲームのなかで韓国ペアがすごかった。目的を持ったディフェンスや嫌なところを突くスマッシュなど『上手だな』と思いながらプレーしていた。きょうは韓国ペアが本当にすばらしかった」と話し、相手ペアをたたえました。

そのうえで「悔しい気持ちもあるが、いまできることを全部出した結果だと思う。2人でできることを精いっぱい出した結果なので受け入れているし、やりきったという気持ちのほうが大きい」とすっきりとした表情で話していました。

松山選手は「決勝まで来られてやりきった気持ちが大きい。第2ゲームはずっと相手のペースでいってしまった。第1ゲームを取れていれば流れが変わったのかなと思う」と試合を振り返りました。

そして、ことし1年を振り返り「最後の試合で決勝まで行けたので、自分たちを褒めてあげられるところはあったと思う。最後に決勝で戦えたことは1年の締めくくりとしてよかった」と話していました。

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