イニエスタさんは世界を代表するミッドフィルダーとしてスペイン1部のバルセロナや代表チームで活躍し、2010年のワールドカップ南アフリカ大会ではスペインの初優勝に貢献しました。
2018年から5年にわたってヴィッセルでプレーし、初タイトルをもたらすなどことしリーグ連覇をとげたヴィッセルの選手の成長にも大きな影響を与えました。
ことし10月、40歳で現役引退を表明し、15日、東京の味の素スタジアムでイニエスタさんの引退試合が行われました。
イニエスタさんの古巣のバルセロナと、ライバルのレアルマドリードが相まみえる伝統の一戦、通称「エル・クラシコ」を再現した引退試合には両チームから往年の名選手たちが参加しました。
6年ぶりにバルセロナのユニフォームに袖を通したイニエスタさんは、クラブと代表でともにプレーし、数々の栄光を手にした盟友のシャビさんらと華麗なパスワークを見せ、全盛期をほうふつとさせる動きをみせました。
試合終了間際にはイニエスタさんのクロスボールが相手のオウンゴールを誘って決勝ゴールが生まれ、4万5000人余りのファンから大きな拍手が送られました。
イニエスタさんはセレモニーで「日本は何年も過ごした大切な場所です。このすばらしい時間を一緒に過ごしたことは一生忘れることはありません」と日本のファンに感謝を伝えました。
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