中村さんは、川崎フロンターレ一筋で18年間プレーして、J1通算で471試合に出場し74得点を記録しているほか、2016年にはMVP=最優秀選手賞を受賞しました。
日本代表としても2010年のワールドカップ南アフリカ大会に出場して活躍するなど68試合に出場し、2021年の元日に行われた天皇杯の決勝を最後に、現役を引退しました。
引退当時は新型コロナウイルスによる影響で声出し応援の制限があったことなどから、14日、およそ4年越しでの引退試合が実現し、現役時代にともにプレーした稲本潤一さんや大久保嘉人さんなどゆかりのあるメンバーが集まりました。
引退試合の1試合目は、元日本代表のメンバーたちがブルーとホワイトに分かれて対戦し、中村さんはブルーのキャプテンとして先発し絶妙な浮き球のパスでアシストを記録すると、試合途中でホワイトに移って、遠藤保仁さんのパスからゴールを決めるなど、両チームで活躍を見せました。
また、2試合目はフロンターレに在籍したことのあるメンバーが2チームに分かれて対戦し、こちらでも両チームにまたがって出場した中村さんは、直接フリーキックを決めるなど2万2000人を超える観客を沸かせました。
試合後のセレモニーで中村さんは「懐かしいなと思いながら、楽しんでやることができました。4年前に引退した際は、コロナ禍でチャントを歌えない中での引退でしたが、きょう、チャントを歌って送り出してもらい、本当に感無量です。ありがとうございました」とサポーターに感謝を伝えました。
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