第18回全日本学生剣道オープン大会が開催されるカメイアリーナ仙台。アップ中の出場選手たちが打ち合う竹刀の音が響く=仙台市太白区で2024年12月14日、鈴木俊撮影

 14、15日に仙台市太白区のカメイアリーナ仙台で開催される「第18回全日本学生剣道オープン大会」(全日本学生剣道連盟主催、毎日新聞社など後援、NAX JAPAN、JPロジスティクス協賛)。予選なしの「オープンエントリー」のため、約1400人が参加する大規模な大会だ。学生だけでなく海外からの招聘(しょうへい)選手なども集い、多彩な顔ぶれで競われるが、その中には今後が期待される1、2年生も多い。「杜の都」でさらなる飛躍を目指す有力選手を紹介する。【大村健一】

 大会は個人戦の「二段以下の部」と3人1組の団体戦の「三段以上の部」が男女それぞれで開催される。特に、三段以上の部には有力な1、2年生が多くエントリーしている。

 男子の中央大・福岡勇馬選手(2年)は熊本の名門・九州学院高出身で、6月にあった個人日本一を決める大会「全日本学生剣道選手権」で8強入りを果たした。中央大からは、昨年、高校総体の男子個人の部を制した守安泰輝選手(1年)=福岡大大濠=も出場予定だ。専修大の石田健真選手(1年)=九州学院=も昨年、玉竜旗高校剣道大会や高校総体で団体日本一を果たしたメンバーの一人。昨年の高校総体で準優勝した福岡第一高で主力だった大阪体育大・小谷将登選手(1年)も飛躍を期す。

 女子三段以上の部には、一般も含めた女性剣士日本一を決める「全日本女子剣道選手権」(毎日新聞社など後援)の出場経験がある実力者も複数エントリーしている。山形大の佐藤悠月選手(2年)=秋田北=は東北きっての実力者で、昨年は女子個人日本一を決める「全日本女子学生剣道選手権」で1年生ながら8強に入った。昨年、全国高校選抜大会と高校総体で団体2冠を達成した茨城・守谷高出身の立教大・中村桜子選手(1年)も名を連ねている。

 鹿屋体育大の福田聖奈選手(1年)は、大分・明豊高の主力として昨年の高校総体でチームの準優勝に貢献するなど活躍。高校剣道界を沸かせた選手の成長ぶりに注目が集まる。

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