カーリング軽井沢国際選手権開幕 男子コンサドーレ 初戦敗れる

13日から3日間行われるカーリングの国際大会「軽井沢国際選手権」には、国内外のトップクラスの男女、それぞれ8チームが出場します。

日本のチームにとっては、1年2か月後のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックの代表選考を兼ねた来年2月の日本選手権に向けた重要な実戦で、2つのリーグに分かれた各チームが総当たりで戦い、上位2チームずつが準決勝に進出します。

8エンド制で行われた今大会、ことしの日本選手権で優勝した男子のコンサドーレは予選リーグの第1試合で世界ランキング4位でイタリアのジョエル・レトルナス選手のチームと対戦しました。

コンサドーレは2対3とリードされた第7エンドに、最後の1投を投げた清水徹郎選手がガードのストーンを押し込むショットで「ハウス」と呼ばれる円の中心に寄せて1点を奪い同点に追いつきました。

しかし、続く最終・第8エンドは、不利な先攻のスタートで、相手に効果的にストーンを置かれて優位な形を作られると、コンサドーレはハウスに寄せることができず、2点を奪われて3対5で敗れ、強豪相手にあと一歩及びませんでした。

コンサドーレのスキップ、阿部晋也選手は「こちらが先に複数の得点を奪ったが、試合を通してあと一歩、決め手を欠いてしまい、相手にペースをつかまれてしまった。いいショットがなかったわけではないが、相手は強いチームながら丁寧にゲームをつくっていて最後は寄り切られてしまった」と悔しそうに話していました。

そのうえで「あと1つ足りないのはこれからの課題だが、全体的に調子は悪くないので、また切り替えて頑張りたい」と話していました。