男子フリーで演技する鍵山優真=猪飼健史撮影

 20日に開幕するフィギュアスケートの全日本選手権(大阪府門真市)を前に、日本スケート連盟は13日、現時点での世界選手権(来年3月、米ボストン)代表選考対象選手らを公表した。選考上の混乱を避けるために昨季から新たに導入した取り組み。男子は鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)が最上位候補で佐藤駿選手(エームサービス・明大)が次点の有力候補となり、女子は坂本花織選手(シスメックス)、千葉百音選手(木下アカデミー)が各選考項目で上位に名を連ねた。

 男女の世界選手権代表は、全日本選手権の優勝者が1人目として自動的に決定。2人目は①全日本選手権の2、3位②グランプリ(GP)ファイナル出場上位2選手③国際スケート連盟(ISU)公認大会でのシーズン最高得点の上位3選手――を対象に、総合的に選考する。3人目はここまで候補に挙がった選手などから総合的に判断する。

 今回のリストでは、2人目、3人目の枠について、上位の選考により繰り上がる可能性がある選手も含めた各対象選手を記載。男子の2人目は、鍵山、佐藤、三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)、山本草太(中京大)の4選手が候補となっている。

 女子は坂本、千葉、樋口新葉(ノエビア)、住吉りをん(明大)の4選手が2人目の候補に入った。

 世界選手権のほか、4大陸選手権や世界ジュニア選手権の選考対象選手も公表された。【倉沢仁志】

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