杭州アジア大会で正式競技となったeスポーツの会場=2023年9月、中国・杭州(共同)

 アジア大会で正式競技として実施されているeスポーツについて、アジア・オリンピック評議会(OCA)が、2026年の愛知・名古屋大会を最後に除外する方針であることが13日、関係者への取材で分かった。別の新たな大会を創設する見通し。11月下旬の理事会で決定した。  課題となっている大会の肥大化を抑える狙いがあるとみられる。新たな大会では、チェスなど思考力を競う「マインドスポーツ」も併せて実施する案が出ている。既存のスポーツ界との接近が進むeスポーツは、18年のジャカルタ大会で公開競技として行われ、昨年の杭州大会(中国)で正式競技となった。  eスポーツを巡っては、五輪での採用を模索してきた国際オリンピック委員会(IOC)も、来年から新たな大会を開くことを決めている。  アジア大会では五輪競技に加え、マインドスポーツとして囲碁やチェス、中国将棋、トランプゲームのブリッジなどがこれまで実施されてきた。カバディやセパタクローなどアジア特有の競技も含め、多様な実施競技が大会の特徴の一つとなっている。

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