12月12日、この番組に生出演した、パリオリンピック体操男子団体金メダリストの杉野正尭選手。
13日は母校の鹿屋体育大学を訪れ、後輩たちに大切な言葉を贈りました。
杉野正尭選手
「やばいっす。ソワソワしてきた。めちゃくちゃソワソワしてきた」
約10ヵ月ぶりに、母校・鹿屋体育大学にやってきた、徳洲会体操クラブ所属の杉野正尭選手。
井上彩香アナウンサー
「メダリストになって母校に帰ってくる気持ちは?」
杉野選手
「なんか…不思議な感じ。不思議な感じですね。(後輩に)伝えられることがあったら伝えて行きたいと思います」
杉野選手は2024年夏のパリオリンピック体操男子団体決勝で、みがき続けてきたダイナミックな演技で、日本の2大会ぶりの金メダル獲得に大きく貢献しました。
そんな杉野選手が足を運んだのは、大学4年間で一番長い時間を過ごしたという練習場。
約1時間半、汗を流しました。
杉野選手
「ここでこんなことやってたなとか、こういう練習してたなというのを、すごく思い出しながら練習をきょうはしました」
そして午後、多くの拍手に迎えられ、杉野選手は講演会場へ。
美川愛実アナウンサー
「会場には300人近くの学生が集まっていて、最前列には杉野選手の姿があります」
杉野選手
「最初にきょう講義があると聞いて皆さんはどう思いましたか?楽しみにしていた人?」
杉野選手が語ったのは、オリンピック代表への道のり。7年で3度代表を逃し、補欠選手を経験したことでした。
杉野選手
「3度目の補欠になりました。このとき最後の最後の本当、最後着地で失敗した。『引退』という文字が頭の中に出た」
そんな中で大事にしたことは。
杉野選手
「失敗の捉え方がすごく重要」
「みなさんの夢って何ですか。そもそも諦めながら進んでいませんか。弱気な気持ちになることは本当にあるし、僕も何回も引退を考えたし、何回も『俺はもうダメかもかも』と思ったけど。皆さんが夢や目標を立てた時は、すごくワクワクしませんでしたか?」
学生たちは夢をつかんだ選手から、しっかりとエールを受け取ったようでした。
Q.学生たちを前にどんな思いで語りましたか?
杉野選手
「僕がしてきた経験や思いを後輩たちに伝えていきながら、後輩が今後より良い競技生活や学生生活を送れるようにという願いを込めながら、皆さんに伝えられたんじゃないかと思う」
母校で過ごした1日。杉野選手は思い出の地でさらなる高みへと、思いを新たにしているようでした。
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