これは日本陸連が11日、記者会見して明らかにしました。

オリンピックのマラソン代表選手の選考方法については、東京大会から“1発勝負”の選考レースのMGCが始まり、続くパリ大会でも行われたのと同様に、4年後のロサンゼルス大会でも実施するということです。

MGCが行われるのは2027年秋で、出場権をかけたレースは来年3月から始まります。

これとは別にロサンゼルス大会に向けて新たに導入する「ファストパス」という選考の仕組みでは、来年3月からMGCを前にした2027年3月までのレースで設定タイムを突破した最上位の選手が内定します。

設定タイムは男子が2時間3分59秒、女子が2時間16分59秒といずれも現在の日本記録より大幅に速く、ロサンゼルス大会の参加標準記録の突破も条件です。

「ファストパス」の導入について日本陸連は、オリンピックでメダルを狙えるスピードがある選手が、本番の1年半ほど前に内定することで準備にかける時間を確保できることをメリットとしています。

日本陸連「高いところ目指して競うことになる」

日本陸連の高岡寿成中長距離・マラソンシニアディレクターは「選手や指導者の声を聞き、よりよい選考基準を検討した。ファストパスの導入により、選手たちがより高いところを目指して競っていくことになる」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。