ゴルフのアメリカツアーの大会は、2019年から衣料品通販サイトの運営会社が主催して年に1度、日本で開催されてきましたが、ことしの大会で契約が満了となり今後の方針が注目されていました。
11日、都内で、PGA=アメリカプロゴルフ協会の責任者などが出席して記者会見が行われ、東京に本社があるコンサルティング会社がスポンサーとなり、新たな大会として来年以降も日本でアメリカツアーの大会を行うことが発表されました。
PGAによりますと契約は複数年だということで、来年は78人の選手が出場して横浜市の横浜カントリークラブで行われ、開催時期や賞金額は今後発表するということです。
会見には、アメリカツアーで通算10勝を挙げ、2021年の日本開催の大会で優勝している松山選手も登場し、「来年以降の開催がどうなるのかと正直心配していた。日本でアメリカツアーを開催することは、これからゴルフを頑張ろうとしているジュニアの選手たちにも影響が大きいと思うので、本当にうれしかった」と話しました。
そのうえで「もう1回、日本開催の大会で勝ちたいという気持ちが強い。しっかり日本選手の代表として来年の大会で勝てるように頑張りたい」と意気込みを語りました。
来年から米ツアー参戦 星野陸也と大西魁斗は
会見には、来年からアメリカツアーに参戦する星野陸也選手と大西魁斗選手の2人も出席しました。
会見後に報道陣の取材に応じた星野選手は、「国内でアメリカツアーが開催されていくことは、日本の選手やファンに大きな影響を与えると思う。来年はアメリカツアーに初参戦するので、優勝を目指したい気持ちもあるが、まずは1試合1試合、常に上位をキープしていきたい」と話していました。
また、大西選手は「日本がゴルフファンが多いので、日本人として日本でアメリカツアーを戦えることはとてもうれしいことだ。日本は男子も女子も海外で戦うチャンスをつかんでいるので、自分も負けないように活躍していきたい。来年はルーキーイヤーとなるので挑戦する気持ちを忘れず、全力で戦いたい」と話していました。
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