野球人口の拡大に向けて統一した指導方針を学ぼうと、日本野球連盟九州地区連盟は7日、福岡市博多区のパピヨン24で、コーチング研修会を開いた。
日本野球連盟が今年度から始めた事業の一環。講師として招かれた元東京ガス監督の阿久根謙司さん(63)が「木の上に立って見ましょう~選手の自立を引き出すコーチング~」をテーマに、社会人野球チームの監督や、学童野球の指導者など約30人が参加した。
阿久根さんは「一方的な指示命令ではなく、選手の話に根気よく耳を傾け、気持ちに共感し、否定せずに最後まで聞くこと」の重要性を説明。「(プレーに対して)選手が言語化できるようになれば、再現性も高くなり、自発性を引き出せる」と語った。
Honda熊本OBで、合志ブレーブス少年野球クラブでコーチを務める船津賢也さん(30)は「子供たちの目線で、寄り添って話を聞くことが足りていないと感じた。答えを与えるのではなく、子供たちに考えさせて力をつけさせたい」と話した。【藤田健志】
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