サッカーJ2ベガルタ仙台は12月7日、J1昇格を掛かけた岡山とのプレーオフ決勝に臨みました。
4年ぶりのJ1昇格をかけ、約1000キロ離れた岡山に乗り込んだ仙台。シーズンを6位で終えた仙台が昇格を果たすためには、勝利が絶対条件です。
岡山に駆け付けたベガルタ仙台サポーターは「絶対勝ちます。絶対勝ってJ1に戻りますよ!」「きょうは100人分の声を出します!」と気合十分。
先制点が欲しい仙台は前半11分、フリーキックのチャンスで準決勝2得点と好調の中島。惜しくもシュートはゴールキーパーに弾かれます。
流れを引き寄せたい仙台でしたが、前半20分。ゴール前の混戦から岡山の末吉塁のシュートがゴールキーパー林の頭を超え、先制を許してしまいます。
その後、岡山ゴールに何度も迫りますが、堅い守備を前にネットを揺らすことはできず、1点ビハインドで試合を折り返します。
悲願のJ1昇格へ、勝利するしかない仙台は後半からスピードに定評のあるオナイウを投入。すると後半8分、オナイウが相手ディフェンスを一気に振り切り、最後は、中に切り返してシュート!しかし、ここも相手ゴールキーパーのファインセーブにはばまれます。
なかなか追いつくことができずにいると、後半16分でした。岡山の本山遥のシュートが決まり再び失点。2点を追う展開となります。
岡山の地まで駆け付けたサポーターの声援を背に、走り続けた仙台でしたが、最後までゴールネットを揺らすことはできず。クラブの悲願・J1昇格は来年以降にお預けとなりました。
ベガルタ仙台 郷家友太選手
「この悔しさは1秒たりとも忘れてはいけない。最後まで一緒に走り続けてくれたサポーターがユアスタと変わらず応援してくれたので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
ベガルタ仙台 中島元彦選手
「サッカー人生の中で悔しい気持ちが一つ増えた。勝利を届けたかったです」
ベガルタ仙台 森山佳郎監督
「J1に昇格したときにJ1で上っていけるようなチームを作っていきたい」
7日はベガルタ仙台のホーム、ユアテックスタジアムでもパブリックビューイングが行われ、約1500人のサポーターが最後まで熱い声援を送りました。
試合を見届けると、サポーターからは「岡山に行けない分、ここで自分の祈りが届いたらと思っていた。最後までボールを追って、全力で頑張ってくれたと思う。ありがとうございました」「これからの可能性を強く感じた試合だったと思う」「すごく頑張っていて、僕もそういう選手になりたいと思った。来年も頑張ってください」と来シーズンに向けた期待の声が聞かれました。
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