サッカーJ3・福島ユナイテッドFCは12月1日J2昇格をかけたプレーオフの準決勝に挑む。負けられない一戦を前に、チームの調子は「好調」だ。
「いつも通り楽しくやろう!」寺田監督の声かけで始まった11月28日の練習。ピッチ上は緊張感がありつつも、選手たちの穏やかな表情が目立った。
寺田周平監督:「この距離も、この距離もこだわろう!パス移動!移動時間短くしよう!」
28日に確認したのは、テンポやコントロールの質を意識したパス回し。そして、試合形式の練習などを行い汗を流した。
「いつも通りに」その言葉を意識して練習に臨んでいたのが…エース・塩浜遼選手。
FWの塩浜選手は「しっかり自分が点を取ってチームを勝たせたいなって思います。大事な試合なのでわくわくしています」と話す。塩浜選手は今季、チームの総得点「64」のうち4分の1を占める「16」のゴールを決め、J3の得点ランキングでは、堂々の3位。最終節でも2得点を挙げた。
プレーオフ準決勝の相手は「松本山雅FC」。過去戦ったアウェーの試合では、塩浜選手がゴールを決め、勝利に導いている。決定力は折り紙付きの塩浜。平常心でいかにミスをしないかが勝利のカギだと話す。
「自分たちがいつも通り、自分たちのサッカーをすることができれば負ける相手はいないと思うので。たくさんいる(松本山雅)サポーターが静まり返ってる瞬間を本当に気持ちよかったですし、今回も狙っていきたいなと思います」
福島ユナイテッドFC・寺田監督は「今までやってきたところを存分に発揮する絶好のチャンスだと思うので、いいチームになってきたなっていうところを表現する最高の場なんで、とにかく点取って勝ちたいなと、勝てるなと思ってます」と話した。
「カチ」にこだわる姿勢を貫き、12月1日の試合に挑む。
プレーオフ準決勝は、1日の日曜日に2試合行われる。4位の松本山雅と5位の福島そして、3位の富山と6位の大阪の試合。
プレーオフはトーナメント方式。「引き分け」は順位上位の松本の勝ちとなり、福島が決勝に進出する条件は「勝利」だけだ。福島と松本の直近6試合の戦績を見ると、2勝2分2敗さらに5得点5失点…と、まさに五分五分だ!
開催地は順位で変わるので福島が決勝に進み、相手が6位の大阪の場合…「ホーム」で昇格の切符を争うことになる。
準決勝は12月1日・午後2時キックオフ。
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