NBAのレイカーズでプレーする八村選手は「プレーヤーファーストではないと感じる。そういう方針の日本代表ではプレーしたくない」などと述べ、日本代表の在り方やトム・ホーバスヘッドコーチの指導体制を疑問視する発言をしました。

これを受けて八村選手とともに2大会連続でオリンピックに出場し、NBAでもプレーした渡邊選手が28日に報道陣の取材に応じ、八村選手と直接連絡を取って「対立するつもりはない」としたうえで、自身の考えを述べることを伝えたと話しました。

そのうえで「悪者は1人もいない。去年のワールドカップのあとの会見でホーバスヘッドコーチの発言が変な切り取られ方をした。それを八村選手が目にして、すごく怒ったことで、2人の関係性がよくなかったということは事実としてずっとあった」と明かしました。

渡邉選手は、ホーバスヘッドコーチの発言の意図が正しく伝わらず、その後も関係性が改善しなかった原因として、直接連絡を取る手段がなかったことを挙げ「2人がよりいい関係を築いていけるように、コミュニケーションをもっと活発に取っていける状態に持っていきたい」と話しました。

そして、八村選手を批判する意図はないと改めて強調したうえで「僕はホーバスヘッドコーチが大好きで、日本代表のヘッドコーチとして誰よりもふさわしいと思っている。今の代表に関わっている選手やスタッフのほとんどは、そう思っているのでないか。もしヘッドコーチを辞めるようなことがあれば、今の日本代表は崩壊する」と自身の考えを話しました。

今後について渡邊選手は「日本代表の一員として責任を持ってこの問題にこれからも向き合って、コート上で『結果としていい日本代表になったよ』というのを見せていきたい」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。