フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、中国杯(重慶)で初優勝を飾った男子の佐藤駿選手(エームサービス・明大)が25日、東京・羽田空港に帰国した。「うれしい気持ちでいっぱい。すごい自信になった」と充実感を漂わせた。
佐藤選手はショートプログラム(SP)で全ジャンプを決め、2位以下を5点以上引き離して首位発進。迎えたフリーはミスも出て2位となったが、合計278・48点で、猛追したミハイル・シャイドロフ選手(カザフスタン)を2・31点差で振り切った。2位だった第2戦スケートカナダの順位点と合わせ、シリーズ上位6人で争うファイナル(12月5~7日、フランス・グルノーブル)へ2季ぶりの進出を決めた。
前回4位に終わったファイナルに向けては、表彰台を目標に掲げた。約1週間後にはフランスへ向けて再び出発となるが、「SP、フリーともに楽しく滑り切って、今回失敗したところは同じ失敗をしないようにしたい」と意欲を見せた。【倉沢仁志】
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