田中投手は、24日午後6時ごろに動画投稿サイトの自身のチャンネルで新たな動画を投稿しました。
この中で「楽天と来季の契約を結ばずに新たなチームを探すことを決めました」と述べて、楽天を退団する意向だと発表しました。
そのうえで「来シーズンはどこでプレーするかまだ分からない状態」と明らかにしました。
一方、球団も田中投手について、来シーズン契約を結ぶ見込みの選手を掲載する保留選手名簿に田中投手を載せないと発表しました。
楽天の石井一久シニアディレクターは、報道陣の取材に応じ、田中投手について必要な選手だとしたうえで減額制限を超えた年俸を提示して来シーズンの契約に向けた交渉を進めたものの、田中投手側から自由契約にしてほしいと伝えられたということです。
田中投手は2007年に北海道の駒大苫小牧高校からドラフト1位で入団して、数々のタイトルを獲得し、2013年には24勝0敗と驚異的な成績を残して楽天を初のリーグ優勝と日本一に導きました。
その後、ポスティングシステムを利用して大リーグのヤンキースと7年契約を結び、78勝46敗の成績を残しました。
2021年に楽天に復帰した後は3年間で20勝32敗と思うような成績が残せず、巻き返しを狙った今シーズンも去年10月に行った右ひじの手術のあと状態が上がらず1軍での登板は1試合にとどまり、プロで初めて勝ち星をあげられないシーズンとなりました。
田中投手は、日米通算200勝まであと3勝に迫る中、楽天を退団して移籍先となる球団を探すことになりました。
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