松戸市出身の大関 琴櫻は千秋楽を前に13勝1敗と、大関 豊昇龍とともにトップに並び、初優勝への期待が高まっていました。
琴櫻の地元、千葉県松戸市のショッピングモールには、地域の人たちおよそ260人が「琴櫻」と書かれたうちわを持つなどしながら、スクリーンの前に集まりました。
取り組みを前に、琴櫻が小学生の頃、相撲を指導した依田大さんは「勝てると思うので、落ち着いて頑張ってほしいです」とエールを送っていました。
そして、琴櫻は結びの一番で、豊昇龍との相星決戦に臨み「はたき込み」で勝ち、14勝1敗の成績で初優勝を果たしました。
優勝が決まった瞬間、集まった人たちは「やった」といった歓声を上げ、会場は喜びに包まれました。
それから、早速「祝優勝」などと書かれた横断幕を掲げて祝いました。
小学5年の男の子は「とてもかっこよかったです」と話し、幼い頃から知るという50代の女性は「感無量です。ずっと頑張っていたので待ちに待った勝利です」と話していました。
指導した依田大さんは「横綱にもつながるすばらしい一番で、本人の才能と努力の結果だと思います。おめでとうと言いたいです」と話していました。
鳥取 倉吉でも喜びの声
祖父で元横綱の初代 琴櫻の出身地、鳥取県倉吉市でも喜びの声が聞かれました。
ともに1敗の大関どうしの対戦となった大一番に、祖父で元横綱の初代 琴櫻の出身地の倉吉市では地元のファンなどおよそ50人が集まり、パブリックビューイングで声援を送りました。
そして、結びの一番で豊昇龍に「はたき込み」で勝ち、初優勝が決まると、会場は喜びの声に包まれました。
パブリックビューイングを企画した、佐渡ヶ嶽部屋のファンクラブ「鳥取県桜友会」の竹尾征二事務局長は「絶対に優勝すると信じていた。幼稚園に通っていたころから『おじいちゃんのようになりたい』と言っていたので、これから横綱までのぼりつめると信じている」と話していました。
また、50代の女性は「『優勝おめでとう』と伝えたい。横綱を目指してこれからも頑張ってほしい」と話していました。
3歳のころから琴櫻を応援していたという6歳の女の子は「優勝おめでとう。うれしいです」と話していました。
また、その母親は「娘は習ったばかりの字で琴櫻にファンレターを書くほど好きでした。優勝してうれしいです」と話していました。
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