北九州市で開かれている卓球の国際大会は世界ランキング上位の選手で争われ、男子シングルスで世界7位の張本選手は1回戦で世界5位の中国の選手を破るなどして、準決勝に進出しました。
23日の準決勝では世界2位で中国の林詩棟選手と対戦し、序盤は相手の正確なバックハンドに苦しみ、2ゲームを先取されました。
しかし、第3ゲーム以降、張本選手は力強いフォアハンドを軸にした攻撃で主導権を握って2ゲーム連続で奪い返し、その後は1ゲームずつ取り合ってゲームカウント3対3で並びました。
迎えた最終第7ゲームも手に汗握る攻防が続きましたが、張本選手が12対10と押し切り、ゲームカウント4対3で競り勝って決勝に進出しました。
張本選手は最終ゲームまでもつれた熱戦について「たまたま僕が勝っただけだ。今までの試合の中で一番レベルが高くて頭も体も疲れた。バックハンドでは勝てないからフォアハンドを使ってみたり、また、戻してみたり、もう訳が分からなくなった」と振り返りました。
24日の決勝に向けては「相手も決勝まで来ているので“超強い”と思うが、ぼくも同様に“超強い”と思う。勝っても負けても笑って終われるようにしたい」と意気込んでいました。
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