エキシビションで今季のSP曲を披露した友野一希選手=大阪市浪速区の浪速スポーツセンターで2024年11月23日、倉沢仁志撮影

 フィギュアスケート男子の友野一希選手(第一住建グループ)が23日、大阪市内で市主催のスケート教室に講師として参加した。主に初心者の地元の子どもたちを対象に、スケートの基礎を指導した。

 スケートの普及活動に思いを寄せている友野選手は、これまでもスケート教室に度々、講師として参加している。この日は、午前と午後の2回にわたり、市が募集した約240人を見て回った。

スケート教室に講師として参加し、指導する友野一希選手=大阪市浪速区の浪速スポーツセンターで2024年11月23日午前10時37分、倉沢仁志撮影

 スケート教室の前にはエキシビションとして今季のショートプログラム(SP)曲を披露。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をしっかりと着氷してみせると、参加者は歓声を上げた。スケート教室後に取材に応じ「楽しさが少しでも伝わってくれたら」と笑顔を見せた。

 今季の友野選手はグランプリ(GP)シリーズでは、直前に痛めた股関節の影響もあり第3戦フランス大会5位、第5戦フィンランド大会6位という結果に終わり、目標に掲げていたファイナル進出はならなかった。「不完全燃焼ではあるが、成長につながる2戦だった」と振り返り、「とにかく追い込んでいきたい」と約1カ月後に迫った全日本選手権へ照準を定めた。【倉沢仁志】

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