九州場所の幕下は13日目の22日、ともに6戦全勝だった高砂部屋の長内と八角部屋の北勝丸が対戦しました。

長内は相手に左上手を許して土俵際まで寄られましたが、粘って最後は逆転の上手投げで7戦全勝として幕下優勝を決めました。

長内は、青森県鶴田町出身の25歳。

近畿大学に進んで世界相撲選手権シニアの部の男子軽重量級で準優勝するなどの成績を残し、高砂部屋に入門しました。

令和3年の春場所の前相撲で初土俵を踏み、名古屋場所では序二段優勝を果たし、持ち味のスピードのある相撲や土俵際での粘りを武器に今場所は西の幕下48枚目で白星を重ねました。

長内は優勝を決めた一番について「土俵際で残すのは持ち味なので俵に足がかかった時はいけると思った。うれしいよりも緊張していたのでほっとした」と振り返りました。

そのうえで、来場所以降については「来年が勝負になると思うので来場所は勝ち越して関取を目指していきたい。幕下優勝はチャンスだと思っていかしたい」と意気込みを示しました。

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