野球の国際大会「プレミア12」で22日、台湾代表の先住民族パイワン族の選手名が、先住民族団体の要望に沿う形で、テレビ中継や東京ドームでの場内アナウンスで原語の発音に近い「ギリギラウ」と紹介された。これまでの中継では、漢字表記を日本語の音で読んだ「キチリキキチロウ」とされていた。
台湾プロ野球の味全に所属し、昨年まで2年連続で本塁打王となったギリギラウ・コンクアン選手で、漢字では中国語読みの発音が近い「吉力吉撈鞏冠」となっている。台湾の団体「原住民族青年陣線」が21日までに「原住民族の選手とその命名文化」を尊重するため、呼び方の見直しを求めた。(共同)
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