九州場所の三段目は12日目を終えて、藤島部屋の藤闘志と幕内経験者で伊勢ヶ濱部屋の炎鵬の2人が6戦全勝で並んでいました。
13日目の22日は2人が直接対戦し、藤闘志が立ち合いから前に攻め続け、「押し出し」で勝って7戦全勝として初優勝を果たしました。
藤闘志は、埼玉県上尾市出身の25歳。
拓殖大学から藤島部屋に入門し、令和3年の春場所で初土俵を踏むと、持ち味の突き押しで順調に番付を上げました。
その後は幕下に定着していましたが、自己最高位の西の幕下13枚目で迎えたことしの名古屋場所を左足のけがのため途中休場して、続く秋場所も休場し、今場所は8場所ぶりに三段目で迎えていました。
身長1メートル69センチと力士としては小柄ですが、今場所は得意の突き押しと前に出る相撲で白星を重ねました。
藤闘志は「うれしい。いいときばかりではなかったが、けがをしてからリハビリやトレーニングを頑張ってきたので、よかった」と話していました。
そして、今後に向けては「立ち合いで強く当たって前に出て押していって、きっぷのいい相撲を取りたい」と力強く話していました。
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