<ごっちゃんです! 東京のご当所力士>魁佑馬(三段目)  大相撲九州場所を西三段目79枚目で挑んでいる魁佑馬(かいゆうま)=浅香山部屋=は、中学卒業後に角界入りした東京都練馬区出身の24歳。押し相撲に磨きをかけ、9日目に勝ち越しを決めた。奮起の原動力となった一つが、場所前に達成された、あの「下克上」だった。(丸山耀平)

◆わんぱく相撲で負けて泣いていたら…

九州場所9日目の取組を終え、笑顔でポーズを決める魁佑馬

 相撲を始めたのは、小学校1年生のときです。わんぱく相撲の区大会で負けて、泣いてしまいました。そのとき、僕の姿を見ていた当時中学生の栃丸さん(十両経験者、現幕下)から「悔しいなら相撲やってみなよ。強くなって優勝しよう」と声をかけられて。すごくうれしくて、やってみようと思いました。通ったのは栃丸さんも所属していた「練馬石泉(せきせん)相撲クラブ」です。

記者の質問に答える魁佑馬

 【栃丸の言葉通りに稽古に励み、小学校5年生のとき全国大会3位になるなど活躍。中学は相撲の名門・埼玉栄中へ進学し、さらなる鍛錬を積んできた】  高校進学も考えましたが、知り合いの方から浅香山部屋を紹介されました。浅香山親方(元大関魁皇)に会うと、「体一つで上に上がっていける。やるなら早いほうが良いよ」と促され、気持ちが決まりました。部屋は10代の若い力士が多く、雰囲気も良かったので、入門することにしました。

◆東京出身だけどベイスターズ愛が止まらない

 【16歳で角界入り後は、押し相撲に精進。今年名古屋場所後に自己最高位を更新(東三段目54枚目)した。相撲以外にも、愛があふれるものがある。それが、プロ野球観戦。推しの球団はDeNAで、支度部屋ではDeNAグッズを常に身に着けている】

大ファンだというプロ野球・DeNAのグッズを手に笑顔を見せる魁佑馬

 みんなから東京出身なのになんで?って聞かれるんですよ(笑い)。元々、部屋の関係者がベイスターズのコーチと知り合いで、...

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