九州場所は11日目を終えて、大関 琴櫻と大関 豊昇龍、それに前頭6枚目の隆の勝の3人が、1敗でトップに並んでいます。
このうち琴櫻は12日目、関脇 大栄翔と対戦します。
過去は琴櫻の9勝8敗ときっ抗していて、このところは3連敗しています。
琴櫻は立ち合いから圧力をかけて得意の四つで組み止め、自分優位な形から落ち着いて攻めたいところです。
一方、大栄翔は先場所のように持ち味の力強い突き押しで相手の上体を起こし、その後も休まず攻め続けることができれば勝機が出ます。
同じく1敗の豊昇龍は小結 正代との一番です。
過去は豊昇龍が10勝5敗と勝ち越していて、今場所見せている立ち合いの鋭い当たりから先にまわしを取れば優位は揺るぎません。
正代としては得意の右四つから勝機を見いだし、大関経験者の意地を見せたいところです。
11日目に新大関の大の里を破った隆の勝は関脇 霧島と対戦します。
隆の勝は過去11勝2敗と合い口のいい相手に、鋭い踏み込みから一気に土俵際まで押し込んで勝負を決めたいところです。
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