【NHKプラスで配信中】北の富士さんの現役時代や親方時代、解説者時代のニュース動画

2024年11月27日まで
初優勝(昭和42年)

北の富士さんは北海道旭川市出身。昭和32年の1月場所で初土俵を踏むと速攻相撲を持ち味に番付を上げ、昭和45年の初場所後に横綱に昇進して幕内で10回の優勝を果たしました。

稽古を見る九重親方(当時)

引退後は九重親方として千代の富士と北勝海の2人の横綱を育て、定年を前に日本相撲協会を退職して以降はNHKの大相撲中継で、現役力士の取組について時に厳しく、時に温かいことばで解説し人気を博しました。

大相撲中継で解説(2022年)

去年の3月から病気の療養のため、大相撲中継の出演を見送ってきましたが、ことし7月の名古屋場所の初日ではVTRで出演し、元気な姿を見せていました。

関係者によりますと、11月に入って体調を崩し都内の病院で治療を受けていましたが、12日、亡くなりました。82歳でした。

葬儀は近親者だけで20日までに済ませており、後日、お別れの会が開かれる予定だということです。

《北の富士勝昭(きたのふじ・かつあき)さん》

元横綱の北の富士勝昭さんは北海道旭川市出身。出羽海部屋に入門し昭和32年の1月場所で初土俵を踏みました。スピードのある攻めが最大の持ち味で、昭和41年の名古屋場所のあと大関に昇進し、その翌年には出羽海部屋から当時の九重親方とともに部屋を出て新たに九重部屋に移りました。

初優勝(昭和42年)

昭和45年の初場所で2場所連続の優勝を果たしたあと横綱に昇進し、同時に昇進したライバルの玉の海と何度も優勝争いを繰り広げて大相撲を盛り上げました。

その翌年、現役中に玉の海が急死したあとも横綱として角界を支え、合わせて10回の優勝を果たしました。

千代の富士

昭和49年の名古屋場所を最後に引退したあとは、九重親方として千代の富士と北勝海の2人の横綱を育て、定年前の平成10年に日本相撲協会を退職しました。

北勝海

その後は、NHK大相撲中継の解説者を務め率直でユーモアをまじえた語り口で時に厳しく、時に温かく取組を解説し、人気を博しました。

大相撲中継にVTR出演(2024年7月)

去年3月からは病気の療養のため、大相撲中継への出演を見送っていましたが、ことし7月の名古屋場所ではおよそ1年半ぶりにVTRでの出演し、場所の展望を語って、ファンに元気な姿を見せていました。

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