第3回となる野球の国際大会「プレミア12」は、世界ランキング上位の12の国と地域が参加して1次リーグが行われ、グループBを5戦全勝の首位で突破した日本は、21日から台湾、ベネズエラ、アメリカと総当たりで戦う2次リーグに臨みます。
21日の第1戦の相手はグループAを3勝2敗の2位で勝ち上がってきたアメリカで、連覇をねらう日本の選手たちは20日、試合会場となる東京ドームで前日練習を行い、バッティング練習などで1時間半余り調整しました。
野手では1次リーグ5試合で打率5割7分1厘と当たっている4番の阪神、森下翔太選手や、ここまで勝負強いバッティングで4打点を挙げているDeNAの牧秀悟選手が鋭いスイングを見せていました。
先発は15日の韓国戦で先発し、4回2失点と課題を残した中日の高橋宏斗投手で、引き締まった表情でランニングやキャッチボールを行い入念に調整していました。
対するアメリカは、大谷翔平選手のエンジェルス時代の指揮官だったマイク・ソーシア監督がチームを率いています。
マイナーリーグでプレーする選手が中心ながら、1次リーグ5試合で4本のホームランを打ったライアン・ウォード選手や、打率5割7分9厘をマークしたマット・ショー選手など実力のあるバッターが名を連ねます。
井端監督はアメリカについて「スピードのある選手とパワーのある選手がバランスよくいる。日本はミスをしないことが大事だ」と警戒したうえで「気持ちが高ぶってきているし、選手を見ても動きがよかった。当然、優勝を目指していて、そのためにも2次リーグの初戦は大事になる。いい準備をして臨みたい」と意気込みを語りました。
2次リーグでは、4チームのうち上位2チームが24日に行われる決勝に進みます。
先発予定 高橋宏斗「ストレートで押していく」
アメリカ戦で先発する高橋投手は「相手のデータなどを見たがやっぱりスイングは鋭い。何本もホームランを打っているバッターもいるので、細心の注意を払っていきたい。ただ、自分から引くことはなくどんどんストライクゾーン内で攻めていきたい。ストレートでどんどん押していくスタイルでいきたい」と話しました。
そして「1次リーグは全勝で突破しているので、その勢いに乗って世界一になれるように頑張りたい」と意気込んでいました。
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