ぶつかり稽古をする尊富士(左)=東京都江東区の伊勢ケ浜部屋

 大相撲春場所で110年ぶりの新入幕優勝を遂げた幕内尊富士が4日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋での稽古後に取材対応し、右足首負傷により出場の可否が注目される夏場所(12日初日・両国国技館)に向けて「出たい気持ちもある半面、しっかり治さないと不安な部分はある」と複雑な心境を吐露した。  相撲を取る稽古を再開しておらず、この日は土俵周辺で基礎運動を行い、最後はぶつかり稽古もこなした。患部にテーピングを施し、四股は慎重に体重を移して踏んだ。25歳のホープは「しっかりと体を動かさないと治らない。出ないと決めていたら、四股は踏んでない」と力強く語った。


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