将来の活躍が期待される選手を紹介するミライアスリート。水泳の背泳ぎで日本一に輝いた小学5年生を紹介します。わずか3カ月でタイムを3秒以上も縮めたミライアスリートとは…

■背泳ぎ日本一!水泳界期待の小学5年生・山崎然選手

新潟市西区のスイミングスクールで力強い泳ぎを見せていたのは、小学5年生の山崎然くんです。然くんはこの夏…

【山崎然 選手】
「ジュニアオリンピックで日本一をとりました。すごくうれしかったです」

東京で開かれたジュニアオリンピックカップの10歳以下部門、50m背泳ぎで見事、優勝を果たした水泳界のミライアスリートです。

【山崎然選手】
「今まで一緒に練習してきてくれた人に、絶対に1位とるぞという気持ちでやった」

自ら声を出して練習前のウォーミングアップに励む然くん。

【チームメイト】
「小学2年生とかの人にも優しくしてくれている」

【チームメイト】
「メニューでわからないところがあったら優しく教えてくれる」

そんな然くんの特長が、体の柔らかさ!

【山崎然 選手】
「(ストレッチは)気持ちいい。(Q.痛くない?)全然痛くない」

齋藤正昂アナウンサーも同じストレッチに挑戦してみますが…

【齋藤正昂アナウンサー】
「あ~痛い、キツい」

【山崎然 選手】
「普通の人よりはいけてると思う。(Q.でも硬い?)うん」

この足の柔らかさが水中でのキックの強さにつながり、推進力のある泳ぎを生むといいます。

【ダッシュ新潟 渡部崇コーチ】
「水面まで蹴り上げたあと、足を下ろすときに反動でぐっと自分で意識しないと下りないが、それが素早くできている」

■“高い向上心”でつかんだ日本一!次の目標は「ロス五輪」

この柔軟性に加え、成長を後押ししているのが然くんの向上心の高さです。

【ダッシュ新潟 渡部崇コーチ】
「速くなりたいという気持ちを一番強く感じるのが然。そこが本人のやる気を感じるし、強みなのではないかと」

【山崎然 選手】
「春のジュニアオリンピックのときに全然良い記録が出せなかったので、次こそは絶対に金メダルをとるぞという気持ちで、春から夏までずっと練習してきた」

日本一になるため、食事の量を増やしたほか、腕立て伏せや腹筋といったトレーニングを開始。

【山崎然 選手】
「やり始めてから、3~4カ月くらいでだんだんとタイムが出るようになった」

6月の大会では35秒40だったタイムが2週間後の県大会では33秒02と、2秒以上短縮。そして、全国大会では32秒02と、短い期間でタイムを驚異的に伸ばしました。

日本一を手にした今、然くんが目指しているのが…

【山崎然 選手】
「4年後のロス五輪。いっぱいごはんを食べて、すごく身長とかも伸ばして、いっぱい世界の選手と戦える体にして1位をとりたい」

まさに伸び盛りのスイマーは世界一を見据え、きょうも練習に励みます。

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