【川崎-浦和】前半、前線にボールを運ぶ浦和のショルツ=UvanceとどろきスタジアムbyFujitsuで2024年5月3日、北山夏帆撮影

サッカーJ1 ○川崎フロンターレ3―1浦和レッズ●(3日・U等々力)

 今季初の連勝を狙った浦和だが、要所の守備が甘くなり、敵地で完敗した。

 前半18分、クロスがこぼれたところを川崎のMF脇坂泰斗選手に押し込まれ先制を許す。その後、FW大久保智明選手のヘディングで同点としたが、後半4分に川崎のDF佐々木旭選手の豪快なドリブルから勝ち越し点を決められ、試合終了間際にも3点目を献上した。

 今季の浦和はここまで、自陣の左サイドのクロスからの失点が目立つ。同様の場面となった1失点目を振り返り、DFアレクサンダー・ショルツ選手は「何もないところから(相手の得点が)生まれた。相手にとってはチャンスでも何でもなかった。自分たちが全体的にもっとシャープにならないといけない」と改善点を挙げた。

 また佐々木選手の40メートル近いドリブルから2点目を許した場面を、DFマリウス・ホイブラーテン選手は「あまりに簡単にボールを失い、全体が間延びした。正しいポジションに(人が)いない場合、守り切るのは難しい」と振り返った。

 後半はなかなかボールが収まらず、迫力ある攻撃に転じる機会が少なかった。ショルツ選手は「自分たちがスコアするためには、もっとハードワークが必要。ボールを失い始めると何もできなくなる」とした上で「ただ、一番気になるのは相手に簡単にゴールを許してしまったこと」と強調した。

 次戦まで「中2日」、6日に本拠地での横浜F・マリノス戦がある。短期間での修正が求められる。【角田直哉】

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