32歳の甲斐選手は、ことし4月に国内の移籍に限ったFAの権利を取得していて、13日、球団に権利を行使するための書類を提出しました。
甲斐選手は2011年に育成ドラフト6位で入団し、2年後のオフに支配下登録されると、強肩と的確なリードで2017年から4年連続で日本一を達成したチームを引っ張りました。
また、日本代表としても活躍し、2021年の東京オリンピックや去年のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックの優勝にも貢献しました。
今シーズンは119試合に出場し、打率2割5分6厘、43打点をマークし、防御率リーグトップの投手陣をリードして、4年ぶりのリーグ優勝に貢献し、7回目となる「ゴールデン・グラブ賞」も受賞しました。
甲斐選手は報道陣の取材に対し、「一度きりの権利だと思うし大きな決断になるが、どれだけ自分を評価してくれているか明確にしたいと思った」と行使に至った思いを話しました。
そして「育成で入団できたので、今の自分があると思う。ものすごく感慨深い」と話し、球団からはすでに条件提示があったと明らかにして「ホークスからいい提案をもらっているが、野球人生で最後だと思っているので、このタイミングで他球団の話を聞きたい」と話していました。
FA宣言した選手は15日から所属球団を含めた各球団と交渉ができます。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。