全国高校サッカー選手権への切符をかけた沖縄県大会の決勝戦がこの週末行われました。互いの攻撃力がぶつかった激戦の行方は。
那覇西高校と宜野湾高校の対戦となった決勝戦。2023年、2022年と決勝の舞台でPK戦の末敗れ涙をのんだ那覇西。サイド攻撃が武器の那覇西は右ワイドの玉寄一星にボールを入れて攻撃の起点を作ります。
前半10分。ゴールキックから生まれたチャンス!
実況「那覇西がスピードで抜けていく。11番の玉寄!フリーになっている右足のシュート!先手をとりました那覇西高校!11番の玉寄一星!」
玉寄には1年前の決勝戦でPKを外した、忘れられない悔しさがありました。
玉寄一星選手「PKを最後に僕が外して負けたので先輩たちの分も背負って勝たないといけないと思った。」
鮮やかな先制ゴールの6分後には・・・。
実況「縦に繋がった。再び玉寄だ!玉寄のシュート!那覇西追加点です!(那覇西2ー0宜野湾)」
去年は1点もとれなかった選手権決勝の舞台。この日の為に磨き上げてきた攻撃力が輝きを放ちます。
苦しい戦いを強いられた宜野湾。持ち味のパスサッカーで迫力ある攻撃を見せ、今大会無失点を誇る那覇西の守備を脅かします。
3対0、那覇西リードで迎えた後半。
「左足クロスを上げてファーサイド!右足の折り返し!最後押し込んだ!」
攻めて攻めて攻め続ける「具志堅要高さんのボクシングのようなサッカーがしたい」監督が語っていた通り、那覇西は終盤まで攻めの手を緩めません。
終了間際に宜野湾の意地のゴールも生まれましたが、攻守で差を見せつけた那覇西。4年ぶりの優勝を決め来月開幕する全国選手権への挑戦権を掴み取りました。
「那覇西高校、全力で頑張るぞ!おう!」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。