九州場所は、若乃花、貴乃花の兄弟のいわゆる「若貴ブーム」に沸いた当時の平成8年以来28年ぶりに15日間の全日程で入場券が完売となりました。

注目は、新大関の大の里で、初日は同学年で西の前頭筆頭の平戸海と対戦します。

先場所は大の里が勝っていますが、過去は2勝2敗と互角の成績です。

大の里は立ち合いで得意の右を差して一気に攻め、新大関として注目の集まる場所を白星でスタートさせたいところです。

一方、平戸海は持ち味のスピードを生かして終始先に動いて攻めて勝機を探りたいところです。

また、初優勝を目指す大関・琴櫻は先場所10勝を上げ、9場所ぶりに小結に復帰した正代と対戦します。

琴櫻は過去9勝4敗と勝ち越していて、まわしを取ってから十分な形を作って攻めたいところです。

一方、熊本県出身の正代は得意の右四つから勝機を見いだし、ご当地の九州場所で大関経験者の意地を見せたいところです。

このほか、大関・豊昇龍が先場所9勝をあげた西の前頭筆頭の王鵬と先場所十両で優勝し、3場所ぶりに幕内に復帰した尊富士が新入幕の朝紅龍とそれぞれ対戦します。

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