<11月9日J1 町田―FC東京 ドリブルを仕掛けるFC東京の遠藤渓太選手>
独特な間合いから緩急をつけて仕掛けるドリブルに、対峙(たいじ)した町田の若きディフェンダー・望月ヘンリー海輝選手は苦しめられた。
今季、ウニオン・ベルリン(ドイツ)から移籍してきた遠藤選手は鋭いドリブルからのシュートを武器にしている。記憶に残るのは4月の東京ヴェルディとの一戦で決めた2ゴール。負けることが絶対に許されない試合で、まさにチームを救う活躍だった。リーグ戦5得点3アシストは遠藤選手が持つ能力を考えると物足りなく見えてしまうが、チームの雰囲気を変える役割ができる存在として輝きを放つ。
写真の場面で、遠藤選手の視線は望月選手の足元に送られている。ゆっくりと数歩前進すると、タイミング良く望月選手の逆を取る。中へ切り込み、パスを送ってシュートにつなげた。
チーム内でのライバルは、20歳の若きアタッカー・俵積田晃太選手。何度も仕掛ける2人のドリブルはFC東京のストロングポイントだ。【藤井達也】
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