上沢投手はプロ野球、日本ハムからポスティングシステムを使ってレイズとマイナー契約を結び、その後、大リーグ契約を求めて金銭トレードでレッドソックスに移籍し、4月28日に大リーグに初昇格しました。

上沢投手は2日、レッドソックスの本拠地ボストンで行われたジャイアンツとの試合で1対3とリードされた8回、5人目として初めてマウンドに立ちました。

先頭バッターへの初球は高めにわずかにはずれましたが、2球目でサードへのファウルフライに打ち取り、続くバッターはサードフライ、4番のコンフォルト選手からは外角低めに落ちるボールで空振り三振を奪い、この回を3人で抑えました。

9回もマウンドに上がり、鋭く落ちる変化球を軸に三者連続で内野ゴロに打ち取りました。

上沢投手は2イニングをノーヒット、三振1個を奪ってランナーを出さず、無失点に抑える好投で大リーグデビューを飾りました。

試合はレッドソックスが1対3で敗れました。

上沢「本当にすごく素敵な経験だった」

マイナー契約を結んでいたレイズから、「大リーグで投げないとしょうがない」と大リーグ契約を求めてレッドソックスへの移籍を選択した上沢投手にとって、この試合のマウンドは待ち望んだ夢の舞台でした。

試合を終えた上沢投手は、「すごく興奮しましたし、そんなに緊張しないと思っていたが、やはりマウンドに上がってみたらすごく不思議な感覚に陥るという感じで、やはり緊張するよなと思った。本当にすごく素敵な経験だった」と充実した表情で初登板を振り返りました。

2イニングを投げノーヒットで無失点という内容については「まずは点を取られなかったことがよかった」とした上で、リリーフという役割については「このような展開で投げることがこれからも続くと思うし、その中でしっかりと仕事をすることがチームの勝ちにつながると思うので、任された役割をしっかりできるように準備していきたい」と前向きに話していました。

そして、「キャンプからいろいろあったので、楽しまないとキツイなと思った。楽しんで野球をやることをこっちにいる選手から教えてもらっている感じもするので、そういうことを大切にしていきたい」と話していました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。