ことしの日本シリーズは、セ・リーグ3位からクライマックスシリーズを勝ち上がったDeNAと、4年ぶりにパ・リーグを制したソフトバンクが7年ぶりに対戦し、DeNAは本拠地の横浜スタジアムで2連敗の後、敵地で2連勝し対戦成績を2勝2敗として、31日夜の第5戦に臨みました。

DeNAは3回、2アウト一塁二塁のチャンスを作り、7番の筒香嘉智選手がソフトバンク先発の大関友久投手からセンター前にタイムリーヒットを打って3試合連続で先制しました。

4回は内野安打2本でノーアウト一塁二塁とすると3番の牧秀悟選手がソフトバンクの3人目、前田純投手のインコースのストレートを捉えてスリーランホームランを打ちリードを4点に広げました。

投げては今シーズン初めて中4日で先発したジャクソン投手が、序盤は150キロを超えるストレートで押して3回までに6個の三振を奪うピッチングを見せ、中盤からはカーブやチェンジアップを有効に使ってソフトバンク打線に的を絞らせず、7回無失点と好投しました。

DeNAは9回に梶原昴希選手の2点タイムリーツーベースなどで3点を加えてリードをさらに広げ、投手陣も第4戦に続いて最後まで得点を許さず7対0で勝ちました。

敵地で3連勝のDeNAは対戦成績を3勝2敗として1998年以来26年ぶりの日本一に王手をかけました。

敗れたソフトバンクは先発の大関投手が立ち上がりから苦しみ3回途中で降板して試合を作れず、中継ぎ陣もDeNA打線の勢いを止められませんでした。

第4戦を完封負けの打線はチャンスであと一本が出ずに2試合連続で得点をあげることができず、26イニング連続無得点となるなど本拠地での3連戦でわずか1得点にとどまり、4年ぶりの日本一へあとがなくなりました。

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