ヤンキースとのワールドシリーズで優勝に王手をかけるドジャース。
岩手県奥州市出身の大谷翔平選手は、日本時間10月30日の4戦目にけがを押して出場し3試合ぶりにヒットをマークしました。
しかしチームはこのシリーズ初黒星を喫し、ワールドシリーズ制覇は31日以降に持ち越しとなりました。
2戦目で左肩を亜脱臼した大谷選手は、けがから3日たった30日も痛みが残るなか、1番・指名打者で先発出場しました。
第1打席は内野フライに倒れましたが左肩の不安を感じさせないスイングを見せます。
大谷選手が高校時代を過ごした花巻市では、ワールドシリーズ制覇の瞬間を見守ろうと母校・花巻東高校の硬式野球部員やファン約60人がテレビの前でエールを送りました。
大阪から来た人
「目当てはもちろんドジャースの優勝、大谷選手です。頑張っている姿を見たい」
またアメリカからは大手のテレビ局が訪れ、大谷選手ゆかりの地の熱気を中継で伝えていました。
現地での大谷選手の関心の高さが伺えます。
5回、2点を追う場面での大谷選手の打席、ここでヤンキースは左バッターが打ちづらいとされる左投げのピッチャーに交代します。
背中側から迫るようなボールでしたがしっかりとバットを振り切りセンター前へ。
この回大谷選手のヒットでランナーが進み得点につながったドジャースはヤンキースに1点差にまで迫ります。
3試合ぶりとなる大谷選手のヒットに花巻市の応援会場もさらに盛り上がりを見せます。
しかし5回以降は本拠地ニューヨークで意地を見せるヤンキースから追加点を奪えなかったドジャースは4対11と、このシリーズ初黒星を喫し対戦成績は3勝1敗となりました。
花巻東硬式野球部員
「あのセンター前ヒットを見て復調の兆しが見えていると思う。次も頑張ってほしい」
大阪から来た人
「あすもここで応援する。花巻で。ここの皆さんと『やった!』と盛り上がって(大阪に)帰りたい」
ワールドシリーズ制覇へあと1勝のドジャース、4年ぶり8回目のワールドチャンピオンは31日以降に持ち越しです。
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