雷部屋の獅司はウクライナ出身の27歳。
4年前の春場所で初土俵を踏みました。
身長1メートル90センチを超える体格を生かした四つ相撲などで番付を上げ、去年の名古屋場所で十両に昇進しました。
西の十両2枚目で臨んだ先月の秋場所は9勝6敗の好成績を収め、28日発表された九州場所の番付で東の前頭16枚目に昇進しました。
ウクライナ出身力士としては初めての新入幕です。
獅司は28日、福岡市西区にある雷部屋の宿舎で会見し「幕内に上がれてうれしい。うれ獅司です。十両でもうちょっと時間がかかるかと思っていたが、1年で上がれてよかった」と自身のしこ名をなぞらえながら喜びを表現しました。
また、ロシアの軍事侵攻が続くウクライナに住む両親に対して「これから新入幕したことを連絡したいと思っている。今、両親は大変なので自分が頑張って支えていきたい」と話しました。
そして、来月の九州場所に向けて「いつもどおり何も変えず十両と同じ獅司の相撲をしてまずは勝ち越しを目指していきたい」と意気込んでいました。
元小結 垣添の雷親方にとっては部屋を継いで初の幕内力士の誕生となり「幕内に上げることが自分の仕事だと思ってやってきたのでホッとしている。まだまだ番付は上があるので、次は三役に上がれるように部屋全体で精進していきたい」と話していました。
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