世界ランキング14位の日本は26日、「オールブラックス」の愛称で知られる世界3位のニュージーランドと対戦し、会場となった横浜市の日産スタジアムにはおよそ6万人の観客が詰めかけました。
日本は前半開始早々の5分に、素早い球出しからウイングのジョネ・ナイカブラ選手が、トライを決めて先制しました。
このあと2つのトライを奪われるなどして追う展開となった19分にもラインアウトからナンバーエイトのファウルア・マキシ選手がトライを決め、12対14と強豪に食い下がりました。
しかし、ここから立て続けにトライを奪われ、終了間際にはスクラムで押し込まれて5連続となるトライを決められるなど12対43と大きくリードされました。
後半、日本は28分に途中出場で代表初キャップのオペティ・ヘル選手がトライを決めましたが、終始、ニュージーランドに主導権を握られ、3つのトライで点差を広げられ、19対64で完敗しました。
日本は、エディー・ジョーンズヘッドコーチが掲げてきた「超速ラグビー」の試金石となる一戦で、80分間を通して相手にプレッシャーをかけることをテーマに挑みましたが、圧倒的な攻撃力を誇るニュージーランドの前に、最初の20分間以外はほとんど見せ場を作れず大きな課題を残しました。
これでニュージーランドとのテストマッチは8戦全敗となりました。
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