フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダの男子公式練習が25日、カナダ東部のハリファクスであり、日本の山本草太選手(中京大)、佐藤駿選手(エームサービス・明大)が参加した。
前日に続き大会会場のリンクで汗を流した2人は、曲をかけた練習で山本選手がショートプログラム(SP)、佐藤選手がフリーを選択。山本選手は冒頭の4回転―3回転の連続ジャンプを華麗に降りたが、その後のサルコウは空中で回転がほどけ前向きに着氷した。曲をかけた練習後は、本郷裕子コーチが撮影した動画でフォームを入念に確認していた。
佐藤選手は前日よりも練習序盤からジャンプの成功率が高まり、4回転ルッツや4回転―3回転をしっかりと着氷。リンクサイドでは日下匡力コーチからの助言にしっかりとうなずく姿もあった。
また、第1戦スケートアメリカを制した世界王者のイリア・マリニン選手(米国)はフリー曲をかけた練習でジャンプはスルーしながらも、終盤のコレオシークエンスの中でバックフリップを披露。その後の練習では高難度の4回転ルッツ―3回転トーループを軽々と跳ぶなどして調整した。今大会も優勝候補の筆頭だけあって、練習後に応じた取材ではシリーズ上位6人が進むファイナルまでの過ごし方について早速、言及していた。男子は26日にSP、27日にフリーが行われる。【ハリファクス倉沢仁志】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。