プロ野球のドラフト会議が24日、東京都内で開かれ、埼玉・花咲徳栄高の石塚裕惺(いしづか・ゆうせい)内野手は、巨人が1位指名で交渉権を獲得した。

巨人から1位指名を受けて喜ぶ、花咲徳栄高の石塚(丸山耀平撮影)

  ◇   ◇  1回目の抽選を外した2球団による競合の末、巨人から1位指名を受けると、花咲徳栄高の石塚は満面の笑みを浮かべた。幼少期に春季キャンプを見学したことがあるほどの巨人ファン。くじを引き当て喜ぶ阿部監督の姿をテレビ越しに見つめ、「素直にうれしい。これからやってやるという気持ち」と決意を新たにした。

2024年8月、夏の甲子園に出場し、ヒットを放つ石塚=市川和宏撮影

 走攻守の三拍子そろった高校屈指の遊撃手。今夏のU-18(18歳以下)アジア選手権で日本代表の4番を務めた将来の大砲候補だ。「チームの勝利に貢献できるような全力プレーが自分のスタイル。プロに入っても変わらない」  ドラフト直前の21日、東京ドームでクライマックスシリーズを観戦した。割れんばかりの満員の歓声を体感。「いずれは自分もプレーをしたい」と思いを強くした。目標は同じ右打者の坂本勇人。「近づいて、超えられるようにやっていきたい。3割30本を打てる選手に成長したい」と青写真を描いた。(丸山耀平) 

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