日本で唯一開催される男子ゴルフのアメリカツアー大会は24日から4日間、千葉県印西市で行われ、アメリカツアーや国内ツアーから78人が出場しました。

このうち、ことし夏のパリオリンピックで日本男子として初のメダルとなる銅メダルを獲得した松山選手は、24日の第1ラウンド、インスタートの11番でボギーをたたきましたが、続く12番・パー4では、第2打の左足下がりの難しいショットをピン近くにつけ、バーディーを取りました。

さらに後半の3番と4番でも、持ち味の正確なショットを生かして2連続でバーディーを奪い、この日初めてアンダーパーとしました。

しかし、直後の5番・パー3でパットを沈めきれずにボギーとすると、8番・パー4でもショットが乱れて再びボギーをたたきました。

松山選手は、コンディションの不調もあって前回の大会からおよそ3週間、コースでの練習がほとんどできていなかったということで、ショット、パットともに本来の安定感を欠き、バーディー4つ、ボギー5つの1オーバーで、首位と8打差の53位と苦しい出だしとなりました。

初日にトップに立ったのは、アメリカのテイラー・ムーア選手で、7アンダーとしています。

日本勢で最上位だったのは
▽今月の日本オープンで優勝した今平周吾選手
▽国内ツアー通算7勝の金谷拓実選手
▽通算3勝の木下稜介選手
▽それに25歳の清水大成選手の4人でいずれも4アンダーとし、7位につけています。

松山「声援多いことは強み 期待に応えられなかったのが残念」

1オーバーの53位と出遅れた松山英樹選手は多くの日本のギャラリーを前にしてのラウンドに「いいプレーをすることだけを考えていたが、うまくいかなかった。声援が多いことは強みになると思うが、その期待に応えられなかったのが残念だ」と振り返りました。

そのうえで「なかなか思うようなプレーができなかったが、あすはしっかりスコアを伸ばしていけるように頑張りたい」と話していました。

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