4年時の関西学生野球春季リーグで防御率0・00をマークした関西大・金丸夢斗投手=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で2024年5月11日、皆川真仁撮影
3月には日本代表「侍ジャパン」に選ばれて、欧州代表相手に好投した金丸夢斗投手=京セラドーム大阪で2024年3月7日、中川祐一撮影

 プロ野球のドラフト会議で24日、関西大で最速154キロを誇る大学ナンバーワン左腕の金丸夢斗投手(4年)が、4球団競合の末に中日から1位指名を受けた。

 金丸投手は、切れのある直球とスライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を制球良く投げ込む本格派だ。兵庫・神港橘高時代は甲子園出場はないが、関西大に進学して急成長を遂げた。

 関西学生リーグでは1年秋にデビューした。2年春から3年秋にかけてはリーグ戦で18連勝。4年生となった今季は春に腰の骨挫傷を患いながら春秋通じて計16試合に登板し、防御率0・00という圧巻の数字を残した。通算成績は20勝3敗。

 今年3月にはプロに交じって日本代表「侍ジャパン」に招集された。欧州代表との第2戦に先発し、2回を無安打、4奪三振と好投して注目を集めた。

 憧れの投手は、同じ左腕の今永昇太投手(米大リーグ・カブス)。名前の「夢斗」の由来は「大きな夢に向かって、ひたむきに努力してほしい」。父・雄一さんは今夏まで甲子園で高校野球の審判員を務めた。【角田直哉】

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