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  • チケットは最安でも18万円超に

  • 《ワールドシリーズ日程》

チケットは最安でも18万円超に

今シーズンのワールドシリーズはナショナルリーグを制したドジャースと、アメリカンリーグを制したヤンキースという伝統のある球団どうしが43年ぶりに世界一をかけて争います。

今シーズン史上初のホームラン50本、50盗塁の「50-50」を達成したドジャースの大谷翔平選手をはじめ、ホームラン58本を打ってアメリカンリーグのホームラン王を獲得したヤンキースのジャッジ選手など多くのスター選手がそろう対戦に注目は高まっています。

ドジャース ベンチ裏は1席 約390万円に

ドジャースの本拠地、ロサンゼルスで行われる第1戦のチケットはすでに公式の販売サイトでは完売していて、ファンどうしがチケットの売買ができる大リーグ公式の取り引きサイトでは日本時間22日午前9時現在で
▽三塁側の最上段の席など最も安いチケットでも日本円で1席18万円を超えているほか
▽ドジャースのベンチ裏の席は1席およそ390万円と高騰しています。

また、別の販売サイトではバックネット裏の席は1席およそ880万円まで上がっています。

その第1戦で、ヤンキースは昨シーズン、サイ・ヤング賞を受賞したコール投手が先発すると発表しました。

今シーズンはけがで初登板が7月と出遅れたものの8勝を上げ、プレーオフでは3試合に先発して防御率3.31と安定したピッチングを見せています。

好投手相手に大谷選手をはじめとするドジャースの強力打線がどんな勝負を見せるのか、試合に向けて今後も注目は高まりそうです。

《ワールドシリーズ日程》

※日時は日本時間

▽第1戦 10月26日(土)9:08@LA・ドジャースタジアム
▽第2戦 10月27日(日)9:08@LA・ドジャースタジアム
▽第3戦 10月29日(火)9:08@NY・ヤンキースタジアム
▽第4戦 10月30日(水)9:08@NY・ヤンキースタジアム
▽第5戦 10月31日(木)9:08@NY・ヤンキースタジアム
▽第6戦 11月2日 (土)9:08@LA・ドジャースタジアム
▽第7戦 11月3日 (日)9:08@LA・ドジャースタジアム

◆ヤンキース 最多27回のワールドシリーズ制覇

アメリカ最大の都市、ニューヨークを本拠地に置くヤンキースはアメリカンリーグ東部地区に所属し、これまでにベーブ・ルースやルー・ゲーリック、ジョー・ディマジオなど伝説的な名選手を数多く輩出している球団です。

ワールドシリーズ制覇の回数は30球団で最も多い27回で2位のカーディナルスの11回を大きく上回りますが、最後に頂点に立ったのは松井秀喜さんがワールドシリーズのMVP=最優秀選手を受賞した2009年で、ワールドシリーズ進出は今回が15年ぶりです。

ホームラン58本、144打点でアメリカンリーグの2冠に輝いたジャッジ選手を中心にホームラン41本のソト選手、同じく27本のスタントン選手などを擁する強力打線が持ち味で、今シーズンのチームのホームラン237本は30球団トップでした。

投手陣では左腕のロドン投手がチームトップの16勝をあげ、26歳のヒール投手が自己最多の15勝をあげて躍進しました。

右ひじの炎症で出遅れたエースのコール投手もシーズン後半は防御率2.76と安定したピッチングを見せていて、リリーフでは抑えのホームズ投手が30セーブをあげています。

現在のチームには日本選手はいませんが、過去には松井さんのほか、田中将大投手や黒田博樹さん、イチローさん、伊良部秀輝さんなどが所属してきました。

東西の名門球団が43年ぶりに顔合わせ

1903年にワールドシリーズが始まってからドジャースはこれまでに21回進出していて、このうち7回ワールドチャンピオンになっています。

一方のヤンキースはこれまで40回進出して27回ワールドチャンピオンになっていて、出場回数と優勝回数はともに大リーグ最多です。

ワールドシリーズで両チームの対戦が実現するのは1981年以来43年ぶりで、このときは4勝2敗でドジャースが制しました。

ドジャースがニューヨークのブルックリンを本拠地としていた時代も含めてこれまでワールドシリーズで11回対戦し、それぞれヤンキースが8回、ドジャースが3回頂点に立っています。ただ、ドジャースが本拠地をロサンゼルスに移してからは優勝は2回ずつと五分になっていて、今回はどちらが制するか注目です。

ドジャースが初めて世界一に輝いたのは1955年で、このときの相手もヤンキースでした。

ドジャースは1988年に6回目のワールドチャンピオンに輝いて以降は30年近くワールドシリーズから遠ざかり
▽2017年にはダルビッシュ有投手と前田健太投手
▽2018年には前田投手を擁してワールドシリーズに進出しましたが、いずれも敗れました。

そして、新型コロナウイルスの影響で短縮シーズンとなった2020年に、現在もチームに所属しているベッツ選手やカーショー投手、マンシー選手などを中心に32年ぶり7回目のワールドチャンピオンに輝いています。

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