全日本スキー連盟は19日、都内で定例の評議員会を開いて新しい理事25人を選任し、そのあとの臨時理事会で原田氏の会長就任が決まりました。

原田氏は北海道出身の56歳。

スキージャンプのトップ選手として1992年のアルベールビル大会から5大会連続でオリンピックに出場し、1994年のリレハンメル大会の団体で銀、1998年の長野大会では団体で金、個人では、ラージヒルで銅と合わせて3つのメダルを獲得しました。

2006年に現役を引退してからは、所属先で監督を務めるなど後進の指導にあたり、おととし全日本スキー連盟の副会長に就任しました。

原田新会長は「スキーやスノーボードの楽しさをたくさんの人に伝えていきたい。選手強化の面では現場に寄り添った考えをなるべく吸い上げて選手たちが大いに活躍できるような環境作りをしたい」と話していました。

原田新会長の任期は2年で再来年の冬のオリンピックに向けて連盟の運営や選手強化などをどのように進めるか手腕が問われます。

このほか、強化責任者の競技本部長にはアルベールビル大会とリレハンメル大会のノルディック複合団体の金メダリスト、河野孝典氏が留任しました。

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