来春の選抜大会の選考材料となる秋季東京都高校野球大会(東京都高校野球連盟主催)の本大会は12日、1回戦8試合があった。今夏の甲子園で準優勝した関東第一が府中東に快勝。帝京、早大学院なども1回戦を突破した。

 1次予選免除の関東第一は新チーム最初の公式戦だった。夏は背番号7の坂本慎太郎(2年)が、エースナンバーをつけて先発して4回1失点。「立ち上がりはまっすぐが高めに浮いた。40点ぐらいです。(次は)打たせてとる場面と三振をとる場面を考えながら投球したい」

 「5番・一塁」として甲子園でも活躍した越後駿祐主将(2年)は「4番・遊撃」に。「(初回の失点は)正直、想像していなかった。点を取られたあと雰囲気が落ちなかったことが、逆転につながった」

 この日、ベンチ入り20人のうち15人が出場。米沢貴光監督は「誰が公式戦で本来の力を発揮できるのか(を見た)。1打席でも、1球でも経験値を上げたい。走塁ミスなど改善できることはある。うちは一つ一つやっていくだけ」。2回戦で国士舘と対戦する。(中村英一郎)

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