レギュラーシーズンの中部地区で優勝したガーディアンズとワイルドカードでプレーオフに進んで勝ち上がったタイガースの地区シリーズはともに2勝をあげて最終の第5戦が12日、ガーディアンズの本拠地、クリーブランドで行われました。
5回に1点を先制されたガーディアンズはそのウラ、タイガースの先発で今シーズン、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の三冠を獲得したスクーバル投手を攻めてヒット3本と押し出しのデッドボールで同点に追いつきました。
さらに4番トーマス選手が満塁ホームランを打ってこの回5点をあげて逆転しました。
その後、追い上げられたものの7回と8回にも追加点をあげ、あわせて8人の投手リレーでリードを守ってガーディアンズが7対3で勝ち、対戦成績を3勝2敗として8年ぶりとなるリーグ優勝決定シリーズ進出を決めました。
ガーディアンズは14日、日本時間の15日からワールドシリーズ進出をかけてヤンキースと対戦します。
タイガース 前田健太投手 「個人としては悔しいシーズンだった」
タイガースの前田投手はワイルドカードシリーズ、地区シリーズと出場選手の登録を外れてプレーオフでの登板がなく、大リーグ9年目のシーズンを終えました。
レギュラーシーズンでは先発やリリーフとして29試合に登板して3勝7敗、防御率6.09の成績で、右ひじのトミー・ジョン手術の影響でプレーしなかったおととしを除いて大リーグで最も少ない勝ち星に終わりました。
試合後、シーズン総括の取材に応じた前田投手は「チームとしてはすばらしいシーズンだったが、個人としては悔しいシーズンだった。結果が伴わなかったので、リリーフに転向したのはしかたないし、来年は同じ事が起きないように今シーズンの悪い部分をしっかりと修正していい結果を残せるようにオフにしっかりとトレーニングに励みたい」と前を向きました。
36歳の前田投手は来シーズンまでタイガースとの2年契約が残っていて、目標とする日米通算200勝まではあと35勝としています。
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