3年連続で最下位に終わった中日は立浪和義前監督が辞任したあと、10日、2軍監督だった井上監督が新たに就任しました。

12日はチームの秋季練習が始まるのに合わせてナゴヤ球場で午前9時半ごろからミーティングを行いました。

井上監督は選手たちがグラウンドに集合すると「長くなるかもしれないから」と声をかけて座らせ、10分以上にわたって新たなチームの方針などを話しました。

この中で井上監督は「勝利にこだわる姿勢がないとチームは底上げできない。闘志をむき出しにしてほしい」などと伝えました。

このあと行われた練習では今シーズン、チームで唯一全試合に出場し、主軸として活躍した細川成也選手が真剣な表情でランニングをして体を動かしていたほか、最優秀防御率のタイトルを獲得した高橋宏斗投手がキャッチボールをする姿などが見られました。

報道陣の取材に応じた井上監督は「1軍の監督になっても気持ちは変わらない。この秋の練習で実力、気力、体力、精神力、すべて高めてステップアップ、ハイジャンプする選手が出てきてほしい」と話していました。

3年連続最下位から巻き返しを誓う中日の秋季練習は今月下旬まで行われます。

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